背番号11が何度もサポーターの前で拳を突き上げる

 背番号11が何度もサポーターの前で拳を突き上げる。メンズシューズFW小林が後半ロスタイムに劇的な決勝ゴール。2001年から敵地の新潟戦1分け12敗の鬼門で連勝を飾り、J1残留も決めた。ただ、降りしきる雨と気温11度の天候のように、ゲームは何ともお寒い内容だった。

 後半ロスタイムも4分経過。コート引き分けも頭によぎった時間帯に、FWレナトが左サイドを強引にえぐった。マイナスのクロスに合わせたのは、走り込んだ小林。自分のゴールでチームが勝つことができて良かった。安(あん)堵(ど)の笑みが浮かんだのには、理由があった。ブーツ

 後半20分。MF登里のパスカットから、新潟・村上の反則を誘い、2枚目の警告で退場。1人多くなったが、攻撃にリズムは出ない。前線が最終ラインに張り付き、ボールを受けたり、裁いたりする運動量が乏しい。ネックレス密着マークを受けたMF中村も、相手をうまく利用できず、自分も含めて、もっと柔軟性をもたないと。主体的に攻撃をして圧倒するスタイルを目指しているが、わずかシュート5本に終わり、選手からは反省の弁しか聞こえてこなかった。

 内容として最悪。結果としては最良。財布もうこういう試合は見たくない。風間監督は開口一番、そう断じた。一方で、中村は勝ちを拾うごとに伸びる若いチームでもある。今季のホーム最終戦となる次節で、その言葉を証明したい。ハンドバッグ 大阪・梅田にプロレスの新会場ナスキーホール・梅田が17日、オープンし、こけら落としとなる夕方の興行を前に関係者向けレセプションが行われた。

 冒頭のあいさつでは阪上雄司会長がここを関西のパワースポットにしたいと語り、新たに副社長に就任したブラックバファローは子どもたちにプロレスラーにあこがれを持ってもらえるように頑張りたいと拳を握った。

 新会場は大阪プロレスがミナミにあった本拠地を移転する形で誕生した、映画館跡地を改装した約350席のホール。どの席からも観戦しやすいのが特徴で、プロレスだけでなく結婚式の2次会など各種イベントにも貸し出していくという。